「仕事辞めたい!」
誰にでも訪れる仕事に対してのネガティブ期。
でもその「辞めたい」と思った後ってまず何をすればいいのかわからない・・・。
では、さっそく辞表を書きましょう!
・・・というのは冗談です。(笑)
いやいや急にそこまでじゃないんだ・・・という感じですよね。
でも辞めたい気持ちがあるのにじっとしているのも違うかなぁと思います。
まだまだハッキリしないこの心境を把握するためには、ほんの少し行動を起こしてみると見えてくるものがあったりします。
この『辞めたい』という意志の強さによって、今後の行動って変わると思うんですよね。
『辞めたいと思ったら何をするのか・・・』
自分の辞めたい気持ちの本気度を確かめながら準備を始めると、よりスムーズに次のステージへ行きやすいです。
そんな『辞める前にすること』のはじめの一歩から、本気度MAXのやるべきことまでまとめました。
ゆっくりじっくり一緒に向き合っていこう!
まず『辞める』本気度を確かめる
冒頭でも少し書きましたが、まず自分の『辞めたい本気度』を確かめることが第一歩目。
- 一時的な気持ちの問題か
- 本当に辞めたいのか
- 辞められずに悩んでいるのか
気持ちって波もあるし一見難しそうなんだけど、『自分がどのくらい本気なのか』、辞めるための行動をしてみることで確かめることができます。
なぜなら辞めたい気持ちが弱ければ、「まぁいいか」「面倒くさいな」「今も悪くないか」なんて自然に現状維持を選択するから。
それで納まるならそれはそれで良いと思うんです。
本気度が10%なのに勢いで辞めてしまっても後悔するのは確実ですから。(汗)
でも辞めたい気持ちがそこそこ強ければ、きっと自分の気持ちの確認作業も苦ではなく、むしろ前向きに取り組むはず。
本気度を確かめるために、ちょっとずつ前に進んでみましょう。
とりあえず転職エージェントに登録してみる
1つ目は『転職エージェントに登録する』です。
辞めようかな~と思う時って必ずと言っていいほど『次』を探します。
ネットの求人や求人冊子など、サラッと見ることはあっても何かのサイトに『登録』することって少ないですよね?
登録しなくても見れる求人もあるし。
しかもなんてったって面倒だもんね。

私も何事も『登録作業』ってけっこうめんどうで、できればしたくない。(笑)
でも実は「辞めたい本気度」を確かめるためには、この『登録』がミソなんです。
この面倒なことさえも、辞めると決めた人にとってはそれほど苦になりません。

超ズボラな私でさえも面倒だな~と思いつつ登録したし。
ちなみにオススメは転職エージェントはマイナビエージェント とリクルートエージェント。
私は自分の気持ちを確かめるために、とりあえずこの有名サイト2つを登録しました。
リクルートエージェントは求人数が業界1位なので、情報収集には最適。
また、これが有料だったらためらう気持ちもわかりますが、どのサイトも無料です。
実際使ってみて転職エージェントが「ただ眺めている求人と違うなぁ」と感じた大きなポイントが3つあります。
- 担当者と面談ができる
- 自分に合った情報を提供してくれる
- 企業からのスカウトにも対応してくれる
驚いたのは、登録して早々面談のスケジュール調整の依頼が入ったこと!
これも少し面倒だったり、信用してなかったり(失礼!笑)したんだけど、まぁ辞める前の経験として面談を受けました。

私は電話で担当の方とお話ししたよ!
私が一番自分の本気度を確認できたものがこの『面談』でした。
あっちはお仕事だからある程度決まった形式でやっているんだろうけど、私からしたらいろいろ考えさせられる質問がたくさん・・・。
質問に答えることで、徐々に自分が仕事に対してどう思っているのかを気づかせてくれます。
- 今の仕事でやりがいのあること
- 今の仕事で嫌なこと
- 自分の長所/短所
- 望んでいる働き方
- やってみたいこと
- ライフワークバランスについて などなど・・・
半分愚痴と人生相談っぽくなりましたが(笑)、そんな話もきちんと聞いてくれてその裏にある私の思いを見つけ出してくれました。
中には聞かれて答えに戸惑うことも・・・。
そんな中1時間ほどしっかり話をしていくと、
と新しい気づきがたくさん。
転職相談というより『私』を改めて見つ直すことができた時間でした。
あ、別にお話したからと言って必ずそのサイトを使って転職をしなければならないわけではありません。
「やっぱり今の仕事が好きなんだ♪」
そう思えたらそれはそれでいいですしね!
『無料で登録して、お話して、気付ける。』
私はこれだけで十分価値があったと感じています。
転職せずとも使えるこの無料サービスに面倒だけど『登録』し、面倒だけど『面談』することで自分の転職の本気度を測ることができるはず。
自分の市場価値を調べてみる
2つ目は、『自分の市場価値を把握する』です。
エージェントサイトで求人を探したり、面談で改めて『自分』を知ることができた後は、【自分の市場価値】を客観的に見てみましょ。

自分の価値・・・こわいよね。
「私なんて」と思ってしまう方にとってはなかなか勇気が必要な調査ですよね。
でも大丈夫。
というか自分の価値を知ったほうが求人も圧倒的に見やすくなるので、やっていて損はないですよ。
会社の規模にもよりますが、同じ条件の求人を見たときに判断がしやすくなります。

バカ高い年収が載ってると怪しむタイプなので損してたかも。(笑)
そんな自分の市場価値を調べられるのが、【ミイダス 】。
けっこう細かい質問に答えていくと、【選考条件に一致した企業数】と【類似ユーザーのオファー年収実績】が算出されます。
簡単に言うと、自分と同じようなのスキルの持ち主が、どのくらいの年収のオファーがきているのか・・・。
つまり、今の自分の市場価値がわかるってこと。
自分の経歴や資格などを入力し、軽い気持ちでやってみましたが質問事項はけっこう多く思ったよりリアルな年収が出ました。
これ、仕事を辞めたいときに限らず今の自分のスキルの参考値を知るためにも使えますよ。
上司に給与アップが交渉ができるなら、これも1つの材料になるかも知れない♪へへへ

まぁ正直、働く土地や会社の規模にもよるので、へぇ~!くらいの感覚で。
ただ、自分と同じレベルのスキル保持者の年収が客観的にわかったので、求人情報の見方も変わるし、選別もしやすくなりました。
逆に今の年収の方が高ければ、もしかしたら踏みとどまる1つの理由になるかもしれません。
転職活動の準備をする⇒自分の市場価値を把握する
ここまで実行してきたあなたは転職の本気度がなかなか高めですね。
最後にもういっちょ、後悔しないために確かめていきます。
辞めた後の簡単な計画を練る
3つ目は『今後の計画を考える』です。
自分の市場価値もなんとなくイメージがついた後も気持ちが変わらなければ、簡単にでも辞めた後の計画を立ててみます。
もうすでに準備済みなら、本気度MAX。
もうココは飛ばしてください♪
まだ心が決まらない方は一緒に簡単にでも計画を立てましょ。
仕事を辞める時は『現状から抜け出したい衝動』と『辞めた後の不安と希望』が入り混じっています。
そんな中、一番問題なのが『今』にフォーカスしすぎて、辞める事ばかり考えてしまうこと。
その後の事を考えずに流れるままに辞めてしまうのは『本気』というより『勢い』かな。

嫌なことがあると勢いで辞めたくなる時ってあるもんね。すごくわかる!
本当に辞める意思があるのならば、退職後の不安を解消するためにちょっとした計画は立てるはずです。
それは次の転職先に限らず、スキルアップのための勉強や生活も含めて。

私は1回目は留学、今回はハロートレーニング(職業訓練)で学ぶ予定だよ。
「そこまで考えてないな~」という場合は、今いっときの感情で辞めたいと思っているだけの可能性が高いかもしれません。
本気でなく勢いなら、少し冷静になれる時間を作ってもいいかなと思います。
転職活動をするなり、勉強をするなり、退職後『どのくらいの期間で何をどのようにしたいのか』簡単にでも考えてみる。
この計画で本気度は上がり、未来への希望にもなりますよ。
辞める気持ちがハッキリしたら
『退職の本気度』はどうでしたか?
「私MAXだわ・・・」という方、リアルに退職に向けや『やっておいたほうが良いこと』の確認に進みましょ。
「やっぱり本気じゃなかった!」という方もそれはそれでよかった。
勢いで辞めてしまう前に自分の気持ちに気づけるお手伝いができたなら、私はとっても嬉しいです。
そして「私はとっくに本気度MAXよ!」という方、お待たせしました!
リアルな退職準備として、最低限必要なことをまとめました。
私自身2度転職をしていているので、よりリアルな必要事項をお伝えできればと思います。
有給日数を確認
まず有給休暇の確認!
残りの日数の確認は必須です。
使い方によっては『最終出社日』が早まるからね。
その場合は仕事の引継ぎなどの問題もあるので、けっこう重要なんです。

もし残日数が分からなければ、辞める意思を伏せて事務の方にこっそり確認するとイイよ♪
有給の日数を確認したらどうやって使っていくか計画を立てます。
- 毎月コンスタントに取得する
- 退職日前にまとめて取得する
働き方によって取得しやすい方法もあると思うので、こればかりは使いやすい方法でいいと思います。
しっかり計画を立てるべき人は『残日数が多い人』です。
ちなみに私は50日ほど余っており、約2ヶ月分ある状態でした。
この50日をどうやって使っていくかってとても大事。
日数を確認することで、退職までの計画も変わってくるので早めのチェックがオススメです。
退職日と出勤最終日を決める
有給休暇の残りの日数の確認ができたら、次は『退職日』と『最終出社日』をの予定を組みます。
あくまでも予定です。
仕事の都合や引継ぎ、上司の考えもあると思いますが自分の希望としてしっかり予定を組んでおくことをオススメします。
でないと、上司(会社)の言いなりになってしまうからね。
自分の計画大事!
方法としては2つ。
- 退職日を決め、有給日数を逆算して最終出社日を決める
- 最終出社日を決め、有休消化後の退職日を決める
もちろん職業によって繁忙期などもあるので、上手に調整する必要はあります。
また、年末や年度末がキリがいい時期なので退職には向いているのかなと思います。

私の場合、営業職なので年度の途中で辞めてしまうと仲間たちに私の数字がふられてしまうの。こんな性格なので(どんな?笑)、年度の途中で辞めることができず年度末退社だよ。
ただ、一般的な話なので絶対という訳ではないですよ。
自分のタイミングがあればしっかり相談をし、退職日や最終出社日を叶えることもできると思います。
有給はしっかり使うけど、タイミングについてはしっかり考えておくと良いですね。
上司に相談
有給日数を確認して、退職までの自分の予定がついたら上司に報告します。

回転職してもこの報告が一番緊張するのよね・・・
もちろんいきなり退職日の話をするのではなく、一応思いや希望などのお話からしたほうが上司の驚きを和らげることができます。(笑)

上司の心臓を心配するワタシ、優しい~♪
順を追って話をしたら、最後はしっかり自分の計画の希望を伝えます。
繁忙期など時期の問題や、仲間の状況によっては希望する退職日にできないこともありますが、そこは自分の気持ちで判断するといいと思います。
1つ『あるある』なのが、辞める報告のときに「辞めないで~」と説得されること。
「辞めたら困る」とか「次の仕事は大丈夫なの」とか「これからもっとお金かかるのにいいの?」とか・・・。
いろいろな声がかかるかもしれません。

私は今回めちゃくちゃ不安要素をあおがれたよ…(笑)
でもしっかり自分の意志は持っていてください。
上司の言葉で揺らいで戻ってしまうのはのはそれこそ『いっときの感情』です。
期待や心配などのお言葉はありがたく頂き、前を向いて頑張る姿勢を見せましょう。
応援してくれる良い上司であることを願っています。
どちらにしても『辞めることが本気』であること、そして『その後の指示』の話し合いとなるので、勇気をもってしっかりと報告します。
今の仕事が他の人にもできるか確認
なんとなく最終出社日の見当が付いたら、次は引継ぎです。
退職間際でバタバタしないよう、早めに動き始めると仲間も自分も気が楽です。
まず改めて自分の仕事をよ~く見直してみて。
必要なのは『自分しかできないこと』『自分一人でやっていたこと』をピックアップすること。
会社って自分がいなくなっても回るようにしておくべきなのですが、現実はそうもいかないんですよね。
任されたまま自分だけで処理していたことも多いと思います。

みんな1つや2つあるのかな?
その『自分だけ』だった仕事を引継ぎ、共有します。
できれば次の担当者だけに引き継ぐのではなく、上司もしくはもう一人別の人にも一緒に情報共有しておくといいです。
担当がお休みの日や、1人で解決できそうにないときなど、辞めた後に連絡がくることもあったり・・・。
なるべく多くの人へ共有する!!
これ、自分含めてみんなのためになるのでオススメです。

立つ鳥跡を濁さず、よね。
残される人ももちろん仕事があるので、早めからゆっくり少しずつ引き継ぎ始めよう。
プライベートでやっておいたほうがいいことをまとめる
次はより細かい『やっておいたほうがいいこと』をまとめます。
仕事内のやることは順を追って対応していけそうですよね。
でも退職前にやっておいたほうが良いことの中には『プライベート』なこともあります。
私は1回目の退職の時にまったく気にしていなくて、辞めた後困ったことがけっこうあったのでココでリストアップしておこうと思います。
- 今後も関係を保ちたい方とは連絡先を交換する
- クレジットカードを作っておく
- 引っ越しを済ませておく
- 挨拶のお菓子を決めておく(準備しておく)
仕事はもちろん、プライベートでも『会社』に属していることで得られる信用ってたくさんあります。
それが『契約事』。
クレジットカードやアパートやマンションの賃貸、各種ローンなど実は会社に属していることで利用できる契約がほとんど。

あ、私自身じゃなくて会社の看板が信用されていたんだ・・・なんて少し悲しくなったり(笑)
クレジットカードは年会費無料のカードを複数枚作っておくとか、引越しの予定だけど転職先が決まっていない人は今のうちに済ませておくといいと思います。
また、忘れがちなのが『連絡先交換』。
社内の仲良しメンバーとすでに交換済みなら問題ないです。
したくなければしなくていいし!
私の場合は営業職で、営業先の仲良くしてもらっていた方とは連絡先の交換をしようと思っています。

名刺があるから連絡できるんだけどね!
いろいろな事情をわかっているからこそお話ができたり、仕事上では話しにくいお話も今後はできるかもしれない。
また、今後何か仕事をする際に良いパートナーになれるかもしれないですよ。
そして地味に大事なのが『退職あいさつの菓子折り』。
近くで購入する場合はいいのですが、ネットで注文する場合は早めにピックアップして買っておくことをオススメします。
退職日近くに注文すると、発送日や受取のタイミング、発送遅延などなんらかのトラブル時に対応できないんです。

ドジなワタシはそんな経験ありなのです・・・。
仕事の事で頭がいっぱいになりがちだけど、これらのことも頭にいれておくといいですよ♪
まとめ
「仕事辞めたい」と思ったらまずすることのご紹介でした。
まず自分の辞めたい気持ちがどのくらいのレベルなのか、その基本的な確認からで面倒だったかもしれません。
・・・が、そのスタートをしっかり確認してから進むことで、辞めることに対して少しずつポジティブに取組むことができます。
しっかり自分と向き合って、準備して、心に余裕を持って退職ができるのが一番。
いろいろな悩みも不安もあるけど、ほんの少しでも未来に明るい希望を持って前に進みたいよね。
未来は予測不可能。
この選択が「間違ってなかった!」と思えるように次のステップに一緒に進みましょ♪